4.「くるみ」 Mr.Children

2003年リリース、Mr.Childrenの[text color=red]「くるみ」[/text]

名曲が数多あるミスチルの中でも、ランニング 中に聴く歌として、この曲を勧めたい。

これまで紹介した3曲がバリバリのポジティブ応援歌だったのに対し、この曲は、哀愁漂う自分への応援歌。

出だしの歌詞から、この曲に込められた深い意味の伏線が張られている。

ねぇ くるみ
この街の景色は
君の目にどう映るの
今の僕は どう見えるの

「くるみ」という名の女性?に 問いかけているような始まり。

最初に何となく聴いた時には、「くるみ」と名付けた恋人または家族を失った、寂しい男の失恋ソングのように感じた。

しかし、大好きなヴォーカルの桜井さんによると、どうやら、この「くるみ」には、違う意味が込められたようだ。

「くるみ」→「来る未」→「来る未来」

つまり、未来の自分に語りかけている?

このように未来の自分自身に語りかけていると思って聴くと、歌詞が、ものすごくしっくりとくる。

ねぇくるみ
誰かの優しさも
皮肉に思えてしまうんだよ
そんな時は どうすればいい?

もしも、過去の自分から、こんなふうに問いかけられたら、何と答えるだろうか。

今の自分なら、きっと、こうと言うだろう。

[text color=red]「何も考えずに走ってみれば」[/text]

  • 何事もうまくいっていないと感じる自分。
  • 日々感じるモヤモヤで憂鬱な自分。
  • すべてが、どーでもよくなってしまう自暴自棄な自分。

そんな自分を、一度リセットする一つの方法が、ランニング だと思う。

走っている時は、悩み事とかは一旦忘れて、無心で走ることができるからね。

走り終わった時には、疲労がありながらも、爽快な気分になって、走る前に悩んでいた心配ごとも気にならなくなっていることが多い。

一方で、どこか切ないメロディの「くるみ」を聴きながら走ると、苦労した過去の自分を思い出したり、昔の楽しかった思い出が脳裏に浮かぶこともある。

良かったことだけ思い出して
やけに年老い気持ちになる

そんなことを考えながらのランニングも楽しかったりする。

そして、「くるみ」で一番好きな歌詞が、こちら。

どこかで掛け違えてきて
気が付けば一つ余ったボタン
同じようにして誰かが
持て余したボタンホールに
出会う事で意味が出来たらならいい

この歌詞とランニングが、どう結びつくのか話そう。

ランニングしていると、他のランナーとすれ違ったりするけど、僕は、その一瞬でも、そのランナーをよく観察する。

なぜかって言うと、「どんな年齢で、どんな体型の人かな」とか気になるから。

その人のランニングレベルによって、格好やスピードは様々だけど、走っているランナーはみんな、かっこよく見える。

そして、こんなことを考えるんだ。

「この人は、普段は、どんな生活をしているんだろう。仕事や家庭では、どんな顔を持っているんだろう」って。

ランナーのシルエット

もしかしたら、自分が思い描いていた人生を歩めていないかもしれない。

ミスチルの歌詞にあるように「どこかでボタンを掛け違えて、ボタンホールを持て余している」かもしれない。なんて。

特に、ランナーが多い皇居ランをしたり、マラソン大会に参加した時には、無限にランナーの人生に思いをはせることができる。
一度やってみたら、案外はまるかもしれないから試してみてほしい。

希望の数だけ 失望は増える
それでも明日に胸は震える

ランナーの数だけ、人生あり。

人生、希望の数だけ失望もあれど、ランニングで「くるみ」を聴きながら、自分の未来に胸を震わすのも悪くない。

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